かながわ農の逸品 さがみ地域

神奈川県の中心を流れる相模川の東側、湘南を含む地域
都会的であり田舎的でもある個性豊かな環境

さがみの農家



伊右衛門農園 > 農家日誌

10/31農作業と秋じゃが芋☆試堀・食レポ

2010-10-31 23:08:23

本日の農作業。

サニーレタスの播種。
早春のレタスの播種。

ラデッシュMr.Xの播種。


大根の間引き(冬作最終回)と出荷調整。



☆秋じゃが芋試し堀Ver.の食味レポート☆

使用品種は秋ジャガの王道 デジマ

(それ以外は、春の自種インカとレッドムーン。こちらも楽しみ)

煮崩れないので、
冬のあったか料理にはぴったりだと思う。



カレーに入れたら勿体ないんだけど、
入れるだけの価値はあった。

つまり、
カレーに負けてない。


(「秋の新ジャガだよっ」て言っておいたのに、まさかカレーとは...)


あれだけ味が乗っていれば、
おでん、煮物、くらいならしっかりと主張してくれそうである。

蒸かし芋、
スライス・オリーブオイル・フライパン焼き
素揚げ
で食べてみたい。


本収穫が非常に楽しみ☆
さぁ!さっさと肥大してしまいなさいっ

茅ヶ崎海辺の朝市~雨の日の裏話~                            と我が脱線話を大いに語る。 

2010-10-30 23:23:15

今日の朝市は...
嬉しかった。
色々、嬉しかった。

今度雨降ったら絶対に車を退かせてやろう...
と思っておりました。

それにはまず他メンバーの協力が絶対条件!!

だと思って、
前回の雨天だった朝市の終わり(プチ反省会)に

「会場整備があるから早く来てくれ」
ここまでは前々から言っていた部分。

「もう雨降って遅れてきたら早い者順にするので、諦めて外で売って下さい」
前回、意を決して言った部分。

うるさい事を言ってワンマンにはしたくないし、
それでは朝市会全体の成長が望めない。
それに体育会系で仕込まれた自分が年上に意見なり強要するのは、
かなり勇気が要る事です。

(ちなみに15人中下から3番目で、
10人は干支一回り以上違う祖父や父と遊んだ世代の方々。
まぁ気にしない人は気にしないである意味羨ましいのですけど、私は小市民なんでね。)

でも、意を決して言ってみた。

だって、
朝市を楽しみにしてくれる方々が居るもの。
言わなきゃ


そして、
今回の雨天開催を迎えた。

会場入りが一番遅かったのは...


...自分^^;スンマセーン

水切りにより整備された会場。
思い描いていた通りの配置。

しかも、
私の場所もちゃんと空けられていた。

なんだ!
みんなっ分かってんじゃんかyo!


いや~、嬉しかったな~。
答えてくれたんだね行動で。


まぁこのブログを石井君と平牧君くらいしか
見てないだろうから書けるのですけどね。

「いつもそうしろ^^」(チョットスッキリ)


いやでも嬉しいっ!

直売や地産地消に直結した部分以外は、
自分だけ(って事もないですけど)が空回りしていた気がしていたから。


最近、
パチンコ屋の謳い文句並みに安易に使われるようになった
「地産地消」って言葉の意義は好きでも響きが嫌いでね。

私は、
我々はその意義の方を追いかけたくってね。
そうありたくてね。

気持ちで生きている方が活き活きと出来る。

憎しみ、怒り、悲しみ等の感情も連鎖しますが、
愛、楽しみ、喜びの感情感情も連鎖するもの。

正負の法則ってあるじゃないですか。
的を射ているモノだと何時も感心してしまうのですが、
あれって正が負を押し潰したらどうなるんですかね。

僕はそれがやりたい。
野菜で食卓で。

無理なく買えて感動できる野菜。
そういうの作りたい。

地球と人類のバランス
(環境だとか生物多様性、経済、食料を得る手段とか農薬や化成肥料)
だとかも考えれば考えるほど難しいです。

七色目指してはいけませんか。
灰色は許されませんか。

人が生き残るためにやってきた事は間違いでしょうか。

自然は神で冒してはならないものですか。
もしそうであるなら、私は消えたい。

一時期、
本気でそう思った。

本気でそう思ってしまった時。
私は存在意義を見失った。

暗闇に包まれていた時。
再び明かりを灯してくれたのは
やっぱり、「人」だった。

自分以外の「人」だった。

だから、
私は私の考える理想のかたちで、
「人」に光を灯せるような、
きっかけとなりうる種火でありたい。



驚いちゃうくらい脱線しましたが、
一応、せっかく書いたのでこのままにしておきます。



結びに...
ともかく嬉しかった。

自分が居なかった時のみんなの行動が、
朝市を楽しみにしている方々にも喜んでもらえた。

本日のMVP
☆秋津のじいさん☆

もう会長いらねぇんじゃないの!?とも思いますが...


冗談です^^


今日のプチ反省会

言葉が出なくて、ただ「ありがとうございます」って言ったら、
ナニを言い出してるの的な空気になって、
当たり前のことを当たり前のようにしてくれているそれも嬉しかった。


ひとりじゃないんだね。
居てくれてるんだね。


※注
酒呑んでいませんし、
精神的に弱っているとかもないですから^^

ただ涙腺が1/X解放されるくらい嬉しかった。
そんな一日。

11月~収穫予定。

2010-10-21 23:48:37

あと
約2週間

玉レタス
リーフレタス
紅化粧
サラダ大根紫
秋のかぼちゃ
秋ジャガ芋



あと
約3週間後

茎ブロッコリ
コカブ
紅芯大根
打木源助大根

最後のトウモロコシ!?

あと
約1ヶ月後

長ネギ
ブロッコリ
カリフラワー
キャベツ

伊右衛門、今期の大根についての思い入れを語る。

2010-10-19 00:08:12

今期は特に青首大根に拘った。

9月下旬~翌1、2月まで
「季節の移ろいと共にどのように味が変わっていくか」

同一品種で出来れば良かったが、
暑さに強い品種とそうでない品種があるのでそこは断念した。

1期目は
暑さ、病気には強いが、火の通りは早い種類をセレクト。
辛くなるのは高温期の宿命というか、それはそれでいい。
(耐暑性ある種類は肉質が硬い傾向にあると言うか、肉質が硬いから暑さに耐えられる)

これを基準に
それ以後の播種はどんどん柔らかく、密に、甘くなるように
肥料、品種等色々と仕込んだのである。

辛味大根や他の種類を使ってやるのも十分ありだが、
同じ「青首大根」と言う見た目でやってみたかった。

なぜなら、
リピーターの皆さんの中にも
色大根やカタチの変わった大根は個人的な好みもあり、
手に取る人とそうでない人がいる。

しかし、
青首大根を買わない人はまず居ないからだ。


見た目はほぼ同じでも、
1,2週間後には味が変わってる。

リピーターの皆さんを飽きさせない工夫の一つだと思っている。




今回この様に考えたのは、ある秘話がある。

昔、妻との交際時代に良く通ったラーメン屋。
世間一般の「うまい」とは少し違うかも知れないが、
何度通っても飽きなかった。

なぜなら、
いつも出てくる温度が違ったからだ。

悪く言えば適当なのか?

店主がそれを計算していたか否かは聞けずに至ってしまったが、
基本的に美味しく感じるのに温度か違う。
別の顔を見せてくれているようで面白かった。


このとき感じた面白さのような物を
私の職業である農業で、野菜で演出できればと思った。



うん。
ナンのこっちゃ〆

我が永遠のテーマ。

2010-10-08 01:13:34

おしゃべりな野菜がつくりたいっ。


育った背景。
苦労、喜び。
込められた思い、願い。


そんな色々なモノを


映し出すような
語り出すような


そんな野菜がつくりたい。


しゃべれているか。
醸し出せているか。
届いているか。



見た目、価格。
そんな2次元はつまんねぇんだよ。


奥行きを魅せろっ
映せっっ3D。


飛び出せっ
飛び出しちまえ


是、我が永遠のテーマなり。

努力の価値は

2010-10-06 00:07:40

大根が小売り価格で248。

まだ葉境であることと、
8月の超高温乾燥を考えればあらかた予想は出来た。

よってウチには今、大根がある。


「夏みの」ではなく、
普通に青首。

1本売れると手元に200円が入る。

日頃の色々な努力が報われた。



しかし、この大根はスゲェ。

この時期の大根は、
5分程度の加熱ではやや芯が残る感じがする物だけど、
(栽培方法や畑にもよるのですが)
これなら食味も合格点。



11月中旬以降は、
全国的にかなりダブつくだろうから
今のウチにしっかりと儲けておかなければならない。


こんな事でもなければ、
努力なんてする価値がない。


努力は報われて良い。
だから今回は、キッチリ儲けさせて頂きます。

今日の農作業

2010-10-03 00:53:22

明日の雨予報に脅かされるように、
昼飯以外は一切休まず農作業。


前日夜遅く翌朝早い朝市後だというのに...
いや、キツイけど辛くは無い。

今日のあの朝市の後だったから
モチベーション上がりまくりっ!!

それくらい今日の朝市は盛況だった。



では、本題。

ルッコラ、コカブ、ちぢみホウレン草の播種。

キャベツ、ブロッコリの追肥、中耕兼除草。

遅れに遅れている白菜(2回目)の畝立て。


レタス定植準備。
大根6期目の播種準備。

明日雨が降りませんようにっと呪い...いやいや、祈り。

少年よ!ホラを吹けっ

2010-10-03 00:36:33


最近、
自分の好きな仕事しかしなかったパパが
良く手伝ってくれる。


そういえば、
ここ何年かパパの口癖を聞いていない。
「オマエは口先だけだな」


とうとうオイラのホラ吹きに感化されたか。
「夢」という名のホラにね。


のせた自分を評価。
のせられた父に感謝。


ホラは動けば夢になる。
夢は掴めば現実となる。

少年よ!ホラを吹けっ

春キャベツ決まりました。

2010-09-30 23:57:56




悩みに悩んだ来期の春キャベツ。

結論は、
ラーメンで言うところのトッピング全部乗せ...。


あまりにも決まらなすぎて、
なぜこんなに悩む必要があるのかを根本から考えた。


過去に栽培経験はあっても、
自分の畑で同じ栽培法、同じ気候で
どの品種が一番イケてるかを知らなかったのだ。



だから有望な品種を一気に試さなければダメだなとの結論に至った。


なので、
過去に栽培したことのある名品種
+キャベツを専門にしている種苗会社のイチオシ
+裂球を恐れるがゆえの保険

理想を追えば保険など必要ないのだが、
それをしなければ経営的に不安になるくらい
春キャベツでは裂球がネックとなってくる。

(※生産量の全て直売で売ることを前提にお話ししています。)



試験用に
裂球は多いが春キャベツ最大の特徴である柔らかさが優れている品種 
2種(栽培経験あり) 計10ml分

柔らかさ+味の乗りが良いと謳っている品種
2種(栽培経験無し) 計10ml分


純営利的な保険として
春キャベツとしては堅めゆえに在圃性が抜群に優れている品種
1種(栽培経験あり)  20ml分  



種子代はかさむが、仕方がないな^^;
必ず、再来年に活かす。

9/29 畑近況。キュウリ、インゲン。

2010-09-30 00:01:13

ハウス抑制自根キュウリ

自根らしい柔らかさ、
キュウリの風味はハウス栽培でも健在です。


この時期のハウス内温度は、
キュウリにとって程良い温度となっておりますので、
虫っ気、病気っ気無く元気に育っております。

1番花が終わりますので、
来週には本格的に出荷できると思います。



抑制インゲン

インゲンの旬、
実は秋なんじゃないかと言うくらい手間いらずで育ちます。

カナブンがいない。
アブラムシも活発でない。
著しい病気もない。

支柱&ネットは夏キュウリの跡に
そのまま播種してしまうので、その手間すらない。


種まき以後、予防にボルドー液散布と草むしりをちょこっとしただけ。

1番花が開花しておりますので、
こちらも後1週間くらいで収穫を迎えます。


手間の多い夏、
無駄の多い夏、
そんな夏に敢えてやらない。

これが伊右衛門流インゲン。




前へ  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14  次へ