かながわ農の逸品 さがみ地域

神奈川県の中心を流れる相模川の東側、湘南を含む地域
都会的であり田舎的でもある個性豊かな環境

さがみの農家



めぐるのは、酒か時間か思い出か。

昨夜はふれあいデーのお礼がてら、
倉見のDESTUREさんで朝市会有志と会食をしたのだが、
そこでA農園の主にウィスキーの楽しみ方を教わった。

この方、御年77歳。
野菜を好まず肉が大好き、酒も大好き、紫煙も少々。
実にファンキーなジッちゃんである。

このジッちゃんに遊びを教えたのは、
うちの死んだジッちゃんだという。

その孫が遊びを教わっているのだから、
因果めいたモノを感じるざるにはいられない。

このジッちゃんとはそれだけの関係でもなく、
ある意味戦友でもある。

今から約10年前、
当朝市に会も名前もなかった頃の話。

前身の朝市を企画し精力的に動いていた当時の市担当者が、
他課へ移動してしまった事を契機にみるみる下火になっていった。

20件以上いた参加農家も次々と姿を消し、
それでも毎回来ていたのは、ウチとA園を含め5件で、
売り上げは半ば物々交換のような1000円足らずだった。

A園のジッちゃんとは、そんな負け戦を約2年続けた仲。

「ダメになるなら、ちょっと好きにさせてもらって良いですか?」
再興を胸に最初に相談したのもA園のジッちゃんだった。


あぁ、あきらめなくて良かった。なぁジッちゃん
体をめぐる強めの酒の効能か!?

そんな思いも巡らせた昨夜のひとときでした。

投稿日:2011-02-24 00:14:14

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