かながわ農の逸品 さがみ地域

神奈川県の中心を流れる相模川の東側、湘南を含む地域
都会的であり田舎的でもある個性豊かな環境

さがみの農家



と、トマトをかじりながら思った。

中小零細農家の所得向上。

記憶が正しければ、
某直売所設立時の説明会で謳われていたハズだった。

あそこができて5年経つのかな。

私の目線で見るに、
現状は大きな農家がさらに儲ける場になっている。

まぁ、それはそれで、
元気なところがさらに意欲的になれるのは良い事と思えるのは、
私が他にも頼れる販路が数カ所あり、タマにしか行かないからだろう。

しかし、
一歩下がって見てみると、
都市近郊中小農家所得向上最後の砦とも言えるあの場所においても、
そのチャンスが摘み取られてしまっていると見えてならない。

かつては売り場の取り合いで野菜が飛び交い、
小競り合いが絶えなかった場所。
朝からそんな様子を見せつけられるのがイヤで
行かなくなってしまった自分ではあるが、
仕入れ品と大農家の薄利多売モノが占有し始めている売り場の現状を見て、
大変寂しく思った。

風が吹けば桶屋が儲かる。
住宅街に囲まれひっそりと点在する畑も、
何時しか店舗かアパートか。

中小農家も現金増えてゆとりの生活。
住民増えて地域経済潤って税金ガッポリ。
おまけに某社も預金と保険でガッポリ。

建物建って日陰になっちゃった人くらいしか、
文句言いませんね。

と、トマトをかじりながら思った。

他のモノを量と価格による閉め出しに成功し、
きみんトコ1件になったところで、
大変つまらない直売所の完成であり、
多くの消費者の支持は集まらないって事に

たとえ今は、
2、3000千万円の荷を人質に
他者や店側に対して余裕でいられても、
その売り上げをそっくり失いかねない行動だって事に

早く気づこう。


投稿日:2011-07-07 00:46:50

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