かながわ農の逸品 さがみ地域
神奈川県の中心を流れる相模川の東側、湘南を含む地域
都会的であり田舎的でもある個性豊かな環境
さがみの農家
伊右衛門農園 > 農家日誌
ある雨の日の悩耕。
2010-05-24 21:42:39
幸、不幸とは誰かに判断されるものだろうか?
と、あるつぶやきを見て 思った。
思わずPCの前でしばらく悩んだ。
本気で小一時間悩んだ。
その人の言う事は、人道的には正論。
影 響力のある方の立派なご意見。
しかし、
私が気にくわないのは、
おそらくその正論性を強めるために、
自 分の救済したい対象者に対して
「世の中で一番不幸なのは」としていた事だ。
なるほど、
世の中の一番不幸をご存じである と...
この様な言い回しが出来る場合、
大体本心はソコにない。
本当にその人達のことを考え、
助 けてあげたいのであれば、
そんな言い方は出来ないもの。
言葉は難しい。
FM@UNU かながわ農の逸品★伊右衛門農園今週のオススメ!!
2010-05-20 22:34:24
★レタス類★(玉、サニー、お洒落タス)
金曜17時30分くらいに収穫予定。
なるべく瑞々しい状態を保ちながら
現地に届くように 工夫し出荷します。
穫れたての美しい開帳具合が現地で再現できれば幸いです。
玉の締まった重めの物より、軽すぎず重すぎない物を
御 用意出来ればと思います。
★コカブ★
金曜15時くらいに収穫予定です。
本日の降雨により、先週のような
圧 倒的な甘味はボケていると思いますが、
程良く熟れた柿のような食感と瑞々しさは健在です。
★スナップえんどう★
金 曜14時くらいに収穫予定。
私が大好きな状態。
エンドウ豆(グリンピース)化する一歩手前でまるまると太り、
且つジューシーでス ジの入りが強くない、
そんな状態でお届けできるように頑張ります。
ちょっと遅いとスジ残りが強くなるし、早いとやや豆感が物足り ない。
収穫のタイミングが非常に難しいので、その辺りはご了承願えればと思います。
★そらまめ★
金曜13時くら いに収穫予定。
穫れたてのソラマメを召し上がったことはありますか?
ソラマメ味がしっかりしていますので、塩茹でせずとも美味しく頂ける と思います。
「莢ごと蒸し焼き」これがオススメ!魚のグリルかオーブントースターでもかまいませんよ。
★大根類★サラダ 大根紫(限定10本くらいとなります)おか~さん大根
金曜16時くらいに収穫予定。
やや細めで、今期特有の低温によりトウ立ちをしてしま いましたが、
肉質には問題ないようです。災い転じて「大根の花が見られるチャンス」です。苦笑
★春キャベツ★
金 曜16時30分くらいに収穫予定。
やや締まり気味になってきました。
地元のお客様にも「そんなことないよ」と暖かいご声援を頂いています が、
私的には「やや硬い」これが今年の味なんだとしっかり記憶しておいて下さい。
来年きっちりリベンジしてやろうと燃えております。
こ れも一人の生産者を追っかける楽しみの一つと考えていただければ一興。
★ブロッコリ類★(茎ブロッコリ、ブロッコリ)
金 曜17時くらいに収穫予定。
春~初夏作は冬作に比べれば硬くなりますが、
春作らしい良さもあります。舌で見つけてみてください。
そ して、四季とか旬とかそういう物を感じ、改めて考えさせられます。
私だけ!?苦笑
以上、
今週も宜しくお願いします。
追伸
味わうだけでは勿体ない。
感じ、考えて下さい。より楽しめますよ。
ま た、
私だけ!?苦々笑
他にも追加できそうな野菜があったら、
手がある限り追加しま~す。がんばりま~す。
2010春夏作 中間報告と感謝の言葉。
2010-05-20 21:08:41
作秋冬から慢性的な野菜の供給不足に陥っていました。
特に当農園ホームである自宅前直売をご利用している方々には、
非常にご迷惑 をお掛けしたことと反省しております。
この反省を活かせない伊右衛門農園ではない。
そう胸に刻み、春夏 作に熱を込めて励んで参りました。
ご迷惑をお掛けした皆さん。
おかげさまで、今の所非常に好感触です。
とりあえ ずはご安心下さい。
これも諦めずに直売に通っていただいたおかげです。
ありがとう。
これからも 原点を忘れることなく、
応援して下さるみなさんのために、
みなさんとともにある伊右衛門農園でありたいと思います。
追 伸
長年愛して下さっている方々...。
まぁ食べてもらえば分かりますで笑。
「おか~さん」
2010-05-15 00:11:06
野菜を生産、販売するにあたって、
特に意識しているのは、
「選び買う人」「扱う人」「食べる人」
どれかで言ったら「扱う 人」である。
そう。半数以上はそうであろう
「おか~さん」を非常に意識して作っている。
私も調理じみた ことをしますので、
料理を作る大変さは多少、分かっているつもりです。
でも、私の場合は妻の都合や体調がすぐれない時や
ど んな調理法が向くか等を試している時だけです。
これを毎食こなしている「おか~さん」方は
大変なお仕事をされていると思います。
一 言で言うと「えらい!!」
「好きこそものの上手なれ」
私は「扱う人」をもっともっと楽しませたい。
仕事は楽しい方がより 良いに決まってます。
だから、もっと料理好きになって欲しいし、
どんどん上達して欲しい。
なぜ、そこまでこだわ るかと言ったら、
「おか~さん」が楽しみながら料理をしていたら、
見ているだけで幸せになれるような気もするし、
=「食べる人も 幸せに出来る」その可能性も
持っているからす。
だから「扱う人」も楽しめるその手助けが出来るような、
そんな野菜を作り たい。
見た目だけじゃなく、
その食材の瑞々しさや切った感触、かおり、
調理のしやすさだったり、短時間で済んだり
す るのはいいですよね。
出来ることなら、そこまでこだわりたい。
そんなこだわりを持って、長年作り続けているの が、
★伊右衛門名物 春の短大根★
見た目はボコボコした感じで艶やかさに欠け、
肌も悪いというか、それだけで言うともっ といい大根は他に沢山あります。
そちらの方が売りやすいし、作りやすいし=利益に直結しやすい。
なのに春作の白い大根は、これを 超える品種を見つけるための
試作研究用数品種を除き、この短大根しかまともに作らない。
(比較で言うと秋冬作は7+研究用数品種やりま す)
思えばその見た目から最初は売れなかった。
でも、諦めなかった。
それだけイイモノ持ってると思えた し、
この大根に日の目を見て欲しかった。見せたかった。
現在では、リピーターの方々には間違いなく買ってもらえるようになった。
結 果、供給不足でこの大根しか作らなくなった。
諦めなくて良かった。
良かったね「おか~さん」
この大根「おか~さ ん」と言います。
青年よキャベツを抱け!!
2010-05-12 22:53:55
(生産者・経営者としては)残念ながらGW明けて
キャベツの相場が急落してしまいましたが、
最近キャベツについて思うところは、
「相 場の波が良い意味で二昔前のようになった(荒くなった)なぁ~」
と思います。
私の曖昧な記憶によると
5年くらい前のキャ ベツはゼンゼン面白味がなかった。
いつ作ってもYMO
安い!!
丸い!?
重い!!
丸 くていい物なのでMは無理矢理ですが...^^;
ここ2、3年は1球200円手元に入る事がしばしばあります。
個 人的な分析ですが、
異常気象
国産需要の増加
産地の高齢化による軽い作物への転換
これらが複合的に絡むとこの様な事が起こ ると見てます。
「市場に出して1球600円」
これは父が若かりし頃の自慢話。
まぁ時代も良かったんで しょうが、
経営者としては実に羨ましい話。
これには及びませんが、
「1球200円そんな事があるかも知れない」
そ う思えるだけで十分にモチベーションが上がります。
前述したとおり、また安くなってしまいましたが、
キャベツ1ケース 12個を楽々持てるウチは...
青年よキャベツを抱け!!
そう自分を励ましつつ、本日の〆と致します。
御 拝読ありがとうございました。チャンチャン♪
伊右衛門的温故知新作物★露地いちご編
2010-05-12 22:19:09
遅ればせながら、
やっと露地いちごの収穫期に突入しました。
(昨年よりも2週間ほど遅い)
何と言いますか直売時代!?の 今だからこそ
「露地いちごがおもしろい」と思っております。
いちごもハウス栽培と露地栽培では全くの別物
と言っ ていいかも知れません。
分かりやすい、ハッキリした甘さのハウス物(擬音で言うとジュワー)
に対し
フワッとした柔らかい 甘さの露地物(擬音で言うとシュ゛ワ~)^^;
どちらがお好みかは個々の判断ですが、
同じ格好をした別物と言う事で、
(逆 に)新しい価値観を提案しやすく、
大量に流通するハウス物から見ればレア度満点というワケです。
直売をメインにされている方は勿 論、
ハウスいちご屋さんが(当然、直売向けに)作るのも面白いと思います。
天候により味が左右されやすいので、
当 たり外れは当然出ますが、その浮き沈みは緩やか。
小売りで売られている場合は
産地も違えば生産者も違うので、
消費者目線 で言うと、
小売店の方がむしろ当たり外れで言うと多いかも知れません。
例
「○○スーパーで○月○日に買った○○産は、す ごく甘くて美味しかったけど、
○日に買った○○産はやや堅めで味気なかった...」
この評価の落差と比較されるのですから、安定 している方と言う事です。
他の作物に比べ、多少の手と技術は必要となりますが、
上手にできれば「目玉商品筆頭となる」これに尽き ます。
個人で名を売るには、こういう温故知新的アイテムを数多く持っていると
より広めやすくなります。
く だらない事をつらつらと書きましたが、
個人的にもこの「いちご食べ放題期」を楽しみにしておりました。
3食いちご付き、飽きたらジャム ジュースゼリー♪
5/10 農作業
2010-05-12 00:05:29
五月雨 まさにそんな天気。
GWによく働いたので、
母父ともに休むとのこと。
ハイどうぞご自由に!
当 てにしている期はないけども、
自分以外の人間が働いていると、
休んでいても気は休まらないらしい。
なので、
私 も休むフリをして二人が出かけた後、
ハウスの春菊の後片付けをした。
この春菊、栽培記録によると
11月23日収穫開始 で、収穫終わりが4月24日。
実に5ヶ月も頑張ってくれた孝行者。
ありがとう「春菊」と思いつつも、引っこ抜く。
孝行者 だっただけに多少胸が痛む...。
引っこ抜いた後は、使用したマルチはそのままにして
ズッキーニの播種準備。
流水で表面 に出てきた土を流し、
今日はとりあえずここまで。
明日以降、乾いてきたら直播予定。
5/10 農作業
2010-05-10 22:14:26
カブ、ルッコラ、ラディッシュの播種(春夏の最終期)
&防虫トンネル掛け
落花生の播種。
&防鳥ネットべた掛け
秋作一発目(ジャガ芋・大根)の予定地に緑肥(エン麦・ギニアグラス)を播く。
エン麦はネグサレセンチュウを
ギニアグラスはネコブセンチュウを防除する効果が期待できます。
実際、エン麦後の大根は非常に仕上がりが綺麗です。
土壌消毒により、良い菌までも無に返してしまうならば、
それらを殺さずに同じ効果が得られます。
5/8 悩耕
2010-05-08 23:14:31
会長は辛い。というか、落ち着けない。
柄じゃないとでも言うのだろうか
栽培条件が合ってない。
もうちょっと日陰を好む植物です。
第2成長期を支えたメンバーを引っ張り込んだという自責!?と
消費者の方々に対する
誠意、責任を一番背負える?
背負うべき?背負いやすい?
(背負わせやすいとも...^^;)
のは、現状どう見ても自分だった。
でも、やっぱり辛い。
いやでも、乗り越えられる強さはある...ハズ。
でも、15人 中下から3番目の齢、ダメ出しには非常に気を遣う。
いやでも、言わなきゃ会自体と消費者の方々のためにならない。
事なかれ主義では理想や信念が曲がる。
でも、事なかれ方が穏便には過ごせる。
いやでも、その穏便はまやかしの穏便だろう。
良かったこと、楽しいこともいっぱいあるけど、
一年中、ドキドキ、はらはら、もやもや、そわそわ、ざわざわ
コイツは
葛藤ですかプレッシャーですか。
こんな日々を過ごして一年が過ぎ、
私は前よりもちょっと強くなれた気がスル気がスル^^;
植物も耐えうる適度なストレスで、強い幹、逞しい根を作るのだ。
でも、15本並んで生えてる植物の1本だけが強くなっても
周り数本は成長が遅れてしまう。
だから、会長は今年度で降りようと思う。
色々なプレッシャーから逃れたいというのも3割4割
私ばかり強くなるのもみんなのためにならないから
まぁこんな事思っているようじゃ
まだまだ弱虫毛虫かな
頑張れ弱虫毛虫
第3成長期か!?
2010-05-08 23:02:28
ここ2ヶ月、朝市に来て下さる方々がさらに増えた。
お客さんが急増した機会は過去2回あった。
一度目は毎週開催となった時、市内全自治会の回覧版で告知されたとき。
二度目は広報誌、地域情報紙に掲載されたとき。
それでこの度の3回目。
これについては理由は全くの...
しいて言えば異常気象で野菜が全般的に高騰したことですが、
今までにも全般的に高騰したことは有りましたので、
半信半疑、そう断定しきるのは安直のような気がします。
さて不況も重なっての事か、消費者の方々が賢くなったか...。
直売野菜の魅力を語るなら、
買える場所が近場にあれば、
買わない方が損をするくらい直売野菜の方がいい。
その人にとって優良な生産者がいるなら尚の事。
①鮮度=持ちがいい。そして、ロスが少ない。
②小売りに比べれば安い。
③生産者がハッキリしている。
(私からすれば消費者がハッキリしているので、
その人達のために精一杯になれます)
④長距離輸送に関わる環境負荷が少ないとされている。
★ここで思いついた余談★
環境対策税でしたっけ?アレもおかしくないですか?
環境に気を遣っている人もそうでない人も一律だったら、
さらにヘンですよね。平等という名の不平等。
対策税払っているんだから気を遣わないなんていう
屁理屈言う人もいるでしょうね。
まぁ気を遣っているか遣っていないかを証明するのも難しいですが...。
どういう様に払わせる気だろう。
名前の付け方がナンダカの暫定税率的なニオイがプンプンします。
★余談終わり★
アレ、何の話しだっけか
まぁ兎も角、我々のするべき事は変わらない。
会場に来てくれる方々のため、
自分達の野菜を愛してくれる方々のために
対話し、考え、持続的に栽培並びに販売を行うこと。
「みんなでつくる朝市」
これは今まで変わらず何度も言い続けて来た。
そしてこれからも会長であるウチは
変わらずに言い続けていくと思う。
あら、今日はちょっと長くなりそうなのでここで一旦仕切り直し